学習のしかた

■ 平成29年4月16日・現在 ■
平成29年度 Link 高校数学ブログ MENUへホームページへ

数専ゼミでの高校数学指導方法について

 学校の課題が解けるようになる
 参考書や模試の解説がわかるようになる

 数専ゼミでは,次の2つの目標を掲げて数学指導を行っています。

 (1) 学校へ提出する課題(週末,講習,テスト直し等々)を自分で解ける数学力を育てること
 (2) 参考書,模試,学校のテストの解答や解説を読んで,自分の力だけで理解できる数学力を育てること


 そのために,数専ゼミでは学校で学んでいる単元について,その「基礎」を,
 体系的かつ系統的に指導しています。

  ■「体系的」というのは
   その単元で出題される問題の全パターンを俯瞰できる形で学習するという意味です。
  ■「系統的」というのは
    どのような解法パターンがあり,それを問題の条件に応じてどのように使い分けていくのか,
    という単に問題の解き方だけではなく,解法パターンの使い方のテクニックをも学習する,
    という意味です。
  ■「基礎」というのは,
    ”易しい”という意味ではなく,その後の学習で必ず使われ,
   それを知らないことで新しいことを学ぶことが困難になる知識,という意味です。

 *今,学校で学習している単元の他に,模試やセンター対策として苦手単元の復習もできます。
  どの単元でも,いつでもできますので,必要になったらそのつどお申し出ください。

 本当にわかる!
 納得できるまで練習できる…


 また,指導法としては,解き方を教え込むのではなく,
 生徒が自分で「学びとる」のをアシストするという形とります。

 例えば,「ある1つの問題の解法」を学習するとき,生徒の学習活動を,次のように組織します。

@例題を学習して解法の手順を理解します

 参考書の解説は難しくて分からない,という人が多いので,
 「考える手順と流れ」がはっきりと分かるように”デジタル”で説明した教材を使います。
 指示された順で解くと,だれでも確実に正解できる「解法のヒューリスティックス」を学習できます。
 (数専ゼミ・数学教育研究所が開発したオリジナル教材です。)
 生徒はこれを使って解法を,自分で学びとります
 理解できないところは,机の前に控えている先生に教えてもらってください。

A例題を理解したかどうかをチェックします

 次に,例題と全く同じ考え方で解ける問題を解きます。
 解法を理解したかどうかをチェックすることが目的です。
 答案は先生が添削します。
 以下,生徒が解いた答案についてはすべて,
 先生がひとりひとり,正しい手順で解いているかどうかを添削します。

B例題で学んだ解法パターンを使って問題を解きます

 分かっても使えるとは限りません。
 そこで,例題と同じ考え方,あるいは他の考え方と組み合わせて解く問題を解きます。
 定着と応用力を身につけることが目的です。
 数題解きます。

Cセンター試験レベルの問題に挑戦します

 学習した解法パターンに,プラスαの操作を組み込んで解く必要のある問題を解きます。
 教科書でいえば,節末・章末問題,参考書でいえば,
 たとえば,「青チャート」では★4つ,「フォーカスゴールド」では★3つレベルの問題です。
 これも数題やります。
 (簡単な解法パターンの学習のときにはこのレベルの演習はありません。)

*★テーマ別演習★

 生徒ごとに,苦手としている分野については,「テーマ別問題」をやることができます。
 たとえば,因数分解,2次関数の最大最小,三角関数の最大・最小,数列の漸化式等々…。
   教材サンプル Link 2次関数の最大・最小

 テーマ別演習は,個々人の習得状況(苦手度)によって問題数を選びます。
 ふつう,解法パターン別に10題前後やります。ほとんどのタイプ問題を解けるようにするためです。

 テストで確実に正解できる学習法!

 塾で解いた問題はすべて,個々人の「学習計画書」に,問題ごとに○,×で記録します。
 「学習計画書」は,授業日の2〜3日後に,インターネット上の個々人のストレージにアップロードします。

  「学習計画書」の×印をクリックすると,塾で解いた同じ問題プリントが表示されます。
 これを印刷してもう一度解いてみると,解法を覚えているかどうかをチェックすることができます。
 あるいは,スマホに表示させ,ノートに解いてもいいでしょう。
 解けるようになるまで,何回でも練習することができます。
 これやっておくと,テストでは確実に正解できる力がつきます。
 (「解けない」を「解ける」にしてテストに臨むのですから,当たり前といえば当たり前なのですが…)

 学習計画書のサンプル Link 方程式★学習計画書