【bP2s】 連立方程式 1・連立方程式 §2 連立方程式の解き方
 (2) 代入法A 
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 連立方程式・等置法

 連立方程式には,加減法と代入法の2つの解き方があるのですが,
 実は,もうひとつ,「等置法」という解き方があります。
 たとえば,
   y=2χ−10 …@
   y=15χ+1 …A
 のように,2つの式がy=〜の形をしている連立方程式です。
 代入法の一種なんですが,そのように考えても混乱するだけで何の益もないので
 むしろ,連立方程式の第3の解法と覚えた方が使い回しが楽です。

 両方ともy=〜ですから,等号で結べます。すると,
   2χ−10=15χ+1
 となり,χの1次方程式になります。
 文字数を減らすことが解法の基本ですから,これでまずχが求まります。
 後は,今までと同じようにしてyも求まります。

 実は,この解法は,この後で学習する「1次関数」で多用されます。
 1次関数(直線)の式はy=〜の形で表現されます。
 だから,2つの1次関数を同時に満たすχ,yの値を求めるときには,連立方程式で解きます。
 そのときは,形の上から当然等置法が速いわけで,
 これをしこしこと加減法でやっていると,確実に時間をくって,間違える可能性が高くなります。

 賢い人は直ちに等置法で解きますが,少し賢い人は,ここで体制の変革に悩みます。
 ふつーの人は,先生のありがたいお言葉など無視して,加減法にしがみつき,
 しっかりと間違えます。
 あまり賢くない人は,もう先生にすがりまくりますから,あんがいと等置法をうまく使って
 いままで解けなかった連立方程式をさらっと解く「場合が」あります。
 「ばあい」ですが…

 そんな等置法です。
 まずは,プリントをしっかりと学習し,実際に等置法を使ってみましょう。

 そのあとで,あなたは,賢いのか,少し賢いのか,ふつーなのか,あまり賢くないのか
 じっくりと検証してみましょう。
 (ここは,どうでもいいことなんですが…)


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H29.05.29