【bP1】 連立方程式 1・連立方程式 §2 連立方程式の解き方
 (2) 代入法@ 
数専ゼミ Link 学習プリント・bP1へ
Link 連立方程式 ■学習計画書■へ|

 連立方程式・代入法

 連立方程式の解法には基本的には2通りあります。
 いままで学習してきた「加減法」と,これから学習する「代入法」です。

 加減法で済むのになぜ代入法なんて解法があるのか,と訝しむ人もおるでしょうが…
 歴史的にあるのです!
 だから,代入法も覚えなければなりません。
 テストなどで「代入法で解きなさい」などという問題が出ます。
 これを加減法で解くと,ペケになります。
 ははは…
 
 笑っている場合ではありません。

 実は,χ=2y+11    …@
     5y−13=−2χ …A

 などという連立方程式の解を求めるとき,
 @の2yを左辺へ移項し,Aの−2χを左辺へ,−13を右辺へ移項し,
 などと式をいじくっている間に符号がおかしくなり,間違える,
 とうことが頻繁に起こりえます。
 移項で符号の処理がうまくいったとしても,加減法で係数をそろえなければなりません。
 小難しいことこのうえありません。
 そんなら,最初から@をAのχに代入して,
   5y−13=−2(2y+11)
 としてしまえば,yだけの方程式になり,簡単に解けます。

 というような事情から,代入法があるのです。
 加減法のおまけではなく,加減法にはない”強み”があるのです。
 ようするに,代入法で解くと計算が簡単で,速くて,間違えない問題という”強み”です。

 というような事情で,代入法のお勉強をします。
 いいですね,代入法は加減法のおまけではないのですよ!
 しっかりと覚えましょう。
 次の単元の「1次関数」では,圧倒的多数の計算を,代入法でやることになります。
 そのときに「できな〜い!」では,もう遅いのですよ!

 ■なお,演習問題は,数専ゼミ・山形・東原教室で指導しています。  Link 山形・東原教室
 ■また,通信教育で指導を受けることもできます。
 Link 中学数学★通信教育

H29.05.29