【bP2s】 三角関数の加法定理 1・三角関数の加法定理
§3 三角関数の合成(2) 三角関数の最大・最小A (発展) 
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 三角関数の最大値,最小値を求める(発展問題)

 このファイルには,2つの解法タイプの問題が含まれています。

 ■(1/7)〜(3/7) 解法1
 sinθとcosθ,sinθcosθを含む関数の最大値,最小値を求める問題です。
 問題文中にこれらの式を同時に見つけたら…

 @半角の公式や2倍角の公式を使い,与式をsin2θ,cos2θで表し,
 Aこれらを合成してsin2θの関数にしてしまいます。(部分合成です!
 これ以降は,
 範囲の更新,その範囲での最大値,最小値を求め,
 θの値を確定して,答えます。
 すなわち,bP2の基本プロセスにそって解きます。

 何が,”発展なの?”と言われそうですが,はじめてこの問題を見る人には
 何をしていいかわからない,と思いますが…


 ■(4/7)〜(7/7) 解法2
 「t=sinθ+cosθとおいて…」という誘導問題で始まる最大・最小の問題です。
 こういうありがたい”お導き”は素直に使わせていただきましょう。

 「2θはどうすんの?」と悩む必要はありません。
 条件の両辺を2乗してみてください。2sinθcosθが出ます。
 2倍角の公式から2θを消去できます。

 「え?わからない?」…プリントにていねいに書いてあります。
 よく読んでください。
 t を合成し,範囲を更新して,t の2次関数で最大,最小を求めます。
 t の値を使って,θの値を確定し,答を作ります。

 ”ちと難”問題です。
 解法の流れを押さえ,何をどの順序でやるのかを「覚え」なければなりません。 
 プリントには,解法の流れをブロックに分け,考える順に番号を振ってあります。
 「ブロックの流れ」を覚えるとあんがい簡単に解法を覚えることができます。


 ■なお,演習問題は,数専ゼミ・山形・東原教室で指導しております。

H29.05.14