【bP9s】 多項式 2・因数分解 §2 因数分解
 (1) 共通因数(発展) 
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 共通因数(やや難問題)

 共通因数を括りだして因数分解する問題のうち,やや難しいものを扱います。
 難しさは次の2点です。

 多項式を1つのものとみなして,その多項式を共通因数として括り出すことです。
 たとえば,
   (b−c)a+(b−c)=(b−c)(a+1)
 ここでは,(b−c)を1つの文字とみなし,それを共通因数として括りだしています。

 2つめの難しさは,共通因数−1を括り出すことです。
 たとえば,
   (a+b)a−a−b=(a+b)a−(a+b)=(a+b)(a−1)
 ここでは,−a−bの共通因数を−1とみて,−1をかっこの外に割り出して,−1(a+b)
 すなわち,文字式では1は省略するから,−(a+b)と因数分解しています。

 bP9sでは,この2つの基本的な考え方を使って,やや複雑な形の多項式を因数分解します。
 ”わざ”は上の2つしかありません。
 これを原則的に適用して因数分解して下さい。
 できないなんてありえません!
 問題も14題用意してあります。
 これらをすべて解けるようにしておけば,
 このタイプの因数分解は,テストでは確実に100点がとれます…
 と,いいですね…
 がんばりましょう。

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H29.05.29