【bQ5】 整式 §3 因数分解(その2)
公式の利用A たすきがけ2 
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 因数分解・たすきがけ2

 因数分解・たすきがけの2回目です。
 プリントbQ5での新しい点は,定数項に式が入るということです。
 他は,bQ4とまったく同じです。

 ここで注意することは,
 定数項の文字を入れないで,数字だけでたすきがけをする人がいる
 ということです。

 何がいけないかというと,
 テストなどであせっているときに,因数分解した式に定数項の文字を入れ忘れることがある,
 ということです。
 たとえば,
   3χ−11χy+6y=(χ−3)(3χ−2)
 と,答えることがあるのです。
 「そんなこと,あるかい!」
 と,思っておいででしょうが,ふだんの勉強の中でもしょっちゅうあります。
 ましてや,テスト中では…
 防止法は,定数項の文字を入れてたすきがけをする,ということに尽きます。

 また,分数係数の処理でおどおどする人がいますが,
    原則は,文字の係数はすべて整数にする
 ということで,すべての係数が整数になるように,分子が1の分数を共通因数として括りだして,
 因数分解することです。
 分子が1ですよ。
 ここを間違えると,分数係数が残り,
   「う〜っ,さて,次に何をしたものやら…」
 と呻吟することになります。
 この解き方については,プリントbQ5(3/3)に詳しく紹介しております。

 ■なお,演習問題は,数専ゼミ・山形・東原教室で指導しております。

H29.05.011